夏のお弁当に、うどんやそうめん。食欲が落ちがちな日も食べやすそうだし、朝の準備も楽になりそう。でも、いざ持たせようとすると、ふと手が止まります。麺は何に入れる? めんつゆは? 汁が漏れたら悲惨では……?
以前の私は、そんな疑問から麺弁当用の容器をいろいろ調べました。専用のお弁当箱も気になるけれど、まず試してみたのは、セリアで購入した「ボヌール」シリーズ。実際に麺弁当を作ったときの写真も残っています。
この記事では、その当時の体験を中心に、100均の容器・麺弁当専用ランチボックス・スープジャー付き容器を比較します。なお、買い物と撮影をしたのは2019年。現在の店頭在庫や仕様を確認できていない100均商品は、あくまで当時の記録として紹介します。
麺弁当の容器は「何をどう食べるか」で選ぶ
麺用のお弁当箱を選ぶ前に、まず決めたいのは食べ方。「つゆをかける」か「つけて食べる」かで、使いやすい形が変わります。
① 麺とつゆは分けて入れられる?
つゆを朝から麺にかけてしまうと、持ち運ぶ間に麺が水分を吸ってしまいます。食べる直前にかけたいなら、麺を入れる容器とは別に、つゆを持ち運べる容器があると便利です。つゆ容器が密閉できるか、容量が足りるかも見ておきたいところ。
② 麺が入る深さと容量は十分?
うどんを入れるだけならシンプルな深めの保存容器でもよさそうですが、きゅうりや卵、天ぷらなどをのせたい日は、上に少し余裕がほしくなります。逆に大きすぎると持ち運びがかさばるので、いつもの一人前が入るかどうかが基本です。
③ 汁漏れと洗いやすさはどう?
パッキンやねじ式のふたがあると安心感はありますが、「ふたが閉まる=絶対に漏れない」ではありません。とくに、密閉用ではない小さなカップにつゆを入れるのは避けたいところ。さらに、夏場は衛生面も気になるので、パッキンを外して洗えるか、乾かしやすいかもチェックしています。
④ 冷たく持ち運べる?
「保冷」と書かれた容器でも、冷たさを保つ部分は商品によって違います。つゆ容器だけに保冷断熱材が入っているものと、麺やおかずの保管まで考えたものは別です。専用容器だから大丈夫と過信せず、保冷剤と保冷バッグを組み合わせ、食べるまでできるだけ涼しい環境に置くようにします。
【実体験】セリアの「ボヌール」で麺弁当を作ってみた
当時SNSなどで見かけて気になっていた、赤や白の小さなお鍋のようなデザインの「ボヌール」。近所のセリアで発見し、LL・L・Mを色違いで購入しました。並べてみると、ころんとした形がかわいい。お弁当箱なのに、ちょっとおままごと感があります(笑)。

購入当時、手元の容器にはLLが約550ml、Lが約310ml、Mが約150mlと表示されていました。いずれも当時の商品情報なので、現在販売されている商品も同じとは限りません。
パッキンはしっかり。でもお手入れは少し気になった
ふたにはパッキンがあり、閉めたときの感触はしっかりしていました。一方で、私が買ったものはパッキンがきっちりはまっていて、外して洗おうとしても簡単には取れなかったんです。

もちろん、当時私が購入した容器の話です。現行商品の仕様やパッキンの取り外し方法は、実物の表示を確認してください。洗いにくい部分が残るなら、食品が触れる容器として無理に使い続けない判断も必要だと思います。
LLサイズにうどん1人前、Lサイズに天ぷらを詰めてみた
そして実際に作ったのが、こちら。LLには水でほぐすタイプのうどんを1人前。Lには前の晩の天ぷらを入れました。うどんの上には薬味ものせられて、思ったより余裕がありました。

水でほぐす麺を使ったので、作るのにかかった時間は体感で5分ほど。「これなら、忙しい朝にも助かるかも」と思ったのを覚えています。ただし、前夜の残り物をそのまま入れるのは衛生面で注意が必要。現在あらためて作るなら、残り物は詰める直前に十分再加熱し、冷ましてから入れます。
このときのボヌールは、使い勝手を試した家庭での一例。長時間の持ち歩きや汁漏れを検証したわけではないので、外へ持ち出すときは容器の表示と保冷方法を改めて確認したいです。
100均の使い捨て容器も、試してみたくなる選択肢
セリアでは、ふた付きのフードパックやカップ型の使い捨て容器もチェックしました。調べた当時は、深めのフードパックや透明カップなどがあり、「冷たい麺を入れたら、ちょっとお店のテイクアウト風になるかも」と想像がふくらみました。



実際に購入したカップ型容器には当時「530ml」の表示がありました。ただ、こうした使い捨て容器は汁漏れ防止の密閉容器とは限りません。つゆをたっぷり入れて斜めに持ち歩くような使い方は避け、汁物を持参するなら専用の密閉容器を別に用意する方が安心です。
また、電子レンジに使えるか、熱いものを入れてよいか、再利用できるかも製品によって異なります。見た目が似ていても、必ずパッケージの表示に従ってください。
専用の麺弁当箱なら、麺とつゆをまとめて持てる
「たまに麺弁当を楽しみたい」なら手持ちの容器でも検討できますが、頻繁に作るなら専用タイプも便利そうです。ここでは私が実際に使った商品ではなく、メーカーの仕様を確認して比較候補にした2商品を紹介します。
| 容器 | 向いていそうな使い方 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| セリア「ボヌール」(当時購入品) | 麺とおかずを別々の器に詰める | つゆ用の密閉容器と保冷手段は別に必要 |
| スケーター LRTM8 | 麺・おかず・つゆを3段でまとめる | 保冷断熱材は主につゆ容器部分 |
| サーモス JEC-1000 | スープジャーにつゆ、別容器に麺と具を入れる | 麺や具の冷却・保冷にも注意 |
スケーター「保冷麺ランチボックス LRTM8」
麺容器・おかず容器・つゆ容器が組み合わさった縦長タイプ。公式情報では、麺容器は440ml、つゆ容器は220ml、おかず容器は180mlです。つゆ容器に保冷断熱材が使われており、麺と具を分けて持てるのも特徴です。
ただし、つゆの容器に断熱材があっても、麺やおかずすべてを冷やせるという意味ではありません。冷たい麺弁当にするときは、別途保冷対策を考えたいですね。
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サーモス「ヌードルコンテナー JEC-1000」
スープジャーと麺用容器、トッピング用の内容器、専用ポーチがセットになったタイプです。スープジャーは保温・保冷の両方に対応。冷たいつゆを持っていく夏だけでなく、温かいつゆを楽しみたい季節にも候補になります。
メーカーの保冷性能の表示はスープジャー内の液体について、所定の試験条件で測ったもの。麺や具を入れる容器も同じ温度で保冷されるわけではないため、持ち運び方は取扱説明書に沿って考えたいところです。
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専用容器を買うかどうかは、麺弁当を作る頻度と、普段の荷物の量で考えるのがよさそう。私はまず100均の容器から試しましたが、「ほぼ毎週作る」という家庭なら、麺とつゆをまとめて収納できる専用品の出番は増えると思います。
暑い時期の麺弁当、容器選びと一緒に気をつけたいこと
麺弁当では「冷たい麺だから安心」と思いがちですが、麺も具材も傷まないようにすることが大切です。農林水産省の案内も参考に、私は次の点を意識したいと思います。
- お弁当箱や調理器具は洗浄して清潔にし、水分を残しにくくする
- 前夜の残り物を使う場合は、詰める前に十分に再加熱し、冷ましてから入れる
- 麺や具材、つゆはそれぞれ適切に冷やし、保冷剤・保冷バッグも利用する
- つゆを入れる容器は密閉性と使用可能温度を確認し、製品の説明に従う
- 持ち歩いた後は涼しい場所に置き、できるだけ早く食べる
とくに部活やお出かけの日は、日なたや車内など高温になる場所に長時間置くのは避けたいですね。食べる場所で冷蔵できるか、いつ食べるかまで含めて容器を選ぶのが現実的です。
まとめ|まずは手持ちの容器で試して、必要なら専用品へ
麺弁当の容器選びで大切なのは、見た目だけでなく「麺が入る」「つゆが漏れにくい」「きちんと冷やせる」「洗いやすい」こと。100均のボヌールで作った麺弁当は、準備そのものが楽しく、思っていた以上に手軽でした。
とはいえ、毎日持ち歩くなら容器の性能や手入れのしやすさも大切。最初は手元にある深めのお弁当箱で試し、続けられそうなら専用の麺弁当箱を探す、という順番でもいいと思います。
暑い日の昼ごはん。いつものお弁当だけにこだわらず、ときどき麺を選べると、作る側も食べる側も少し気分が変わりそうですね。
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