子供におすすめの読書ノートについて|難易度は?続けやすい?の点から考えてみました!

  • URLをコピーしました!

本日のテーマは、子供におすすめの読書ノートについて。

今「読書ノート」が読解力アップや読書習慣につながるとして注目を浴びています。

本を読んだあとに、
・題名
・著者
・読み終わった日
・気付き、感想

などを記録としてノートに記すものになりますが、学校や塾など教育現場で採用されたり、図書館が無料配布されるなど

かなり浸透してきましたね。

大人でも読書ノートをアウトプットの場として活用する人も増えてきました。書き方も人それぞれ、フォーマットが決まっていたりマインドマップ形式だったりと書き方に正解はなく、また手書よりアプリの方が使いやすいという人もたくさんいます。大人の場合は自分に合ったものならどんなスタイルでも基本OK!だと思いますが、

子供の場合は、

・読書習慣をつける(読書好きにしたい)
・読解力の向上

が目的なので、年齢や能力、その子の特性に合ったモノを選ぶ必要があります。とくに、①ベルに合っているか(難易度)、②続けやすいか(飽きないか)はとても重要です。

ということで以上2点から、おすすめの子供向け読書ノートとはどんなものか書いていきます。

目次

①「レベルに合ったもの」を選ぶためには?

ふだん教材や問題集をえらぶときに、とりあえず対象年齢を確認し、「これだったらできそうだな…」と感覚的にえらんでしまいがちですが、中身を分解して「どんな能力が必要か」を与える大人自身が把握しておくことはとても大切。少し背伸びするぐらいなら問題ないでしょうが、あまりにレベルに合っていないモノを選ぶと、習慣化する前に嫌になってしまいます。

読書ノートの形式は色々あります。

本の名前、著者名、読んだ日、ちょっとした感想など簡単な記録だけのものなら文字が書けるようになった段階でスタートできます。所々イラストで書いてもいいですね。また読書習慣が身に付いていない場合は、自分一人で読んだものじゃなくても、読み聞かせした本を記録するなど親子で取り組むと良いでしょう。

そして、項目によっては語彙力、作文・文章作成能力や、要点をまとめる力などちょっと高度な能力が必要となってきます。

例えば、

・どんな話? → 「要約力」が必要
・本を読もうとおもったきっかけは? → 「説明力」が必要
・誰にこの本をおすすめしたい?理由は? → 「本の魅力を分かりやすくまとめ、伝える力」
が必要

といったように項目で使う能力も違えば、総合力がないと難しいものもあります。さらに、どんなアウトプット(書く)が求められているかでインプットの仕方も変わってきます

このように、読書ノートを選ぶ時には「むずかし過ぎないか」細かく分解して確認しましょう。初めは難易度の低いものから段階的に上げていくのがおススメです(周りの大人が十分にフォローできる場合は話は別です)

②「継続しやすいもの」を選ぶためには?

先ほど説明したレベルに合っているかという点は、継続するうえで超重要なのは言うまでもないですが、飽きずに楽しく続けられるも選ぶ際にポイントとなります。ゲーミフィケーションの視点が参考になるでしょう。

ゲーミフィケーションとは?

「ゲーミフィケーション」(Gamification)とは、遊びや競争など、人を楽しませて熱中させるゲームの要素を、ゲームが本来の目的ではないサービスやシステムに応用し、ユーザーのモチベーションやロイヤルティーの向上に資する取り組みを指します。2010年に米国で提唱。本来は顧客の活性化を図るマーケティング手法の一種ですが、最近ではビジネスへの利用にとどまらず、企業の人材開発や従業員向けサービス、さらには社会活動の手段としても使われ、大きな注目を集めています。

引用元:weblio辞書

↑↑
何だか難しいく書いてありますが、簡単にいうと、遊びや競争など人を楽しませて熱中させるゲームの要素をゲーム以外でも応用しようという考え方です。ゲームは子供を(大人も)夢中にさせますからね。

読書ノートも「ゲーム要素を取り入れたモノ」または、「ゲーム要素を取り入れて活用できないか」考えると、読書が苦手な子でも続けやすいでしょう。

ところで、ゲーム要素ってどんなもの? 

【ゲーム要素とは】
①目標が明確である(例:今年中に100冊読むぞ!)
②数値化して目に見える(例:あとちょっとで30冊だ!)
③行動にたいするフィードバックがある(例:親や先生からのコメント)
④魅力的な報酬がある(例:100冊読んだらプレゼントがもらえる)

です。とくに読書嫌いな子や書くのが苦手という子なら動機付けの1つとして、結果的によい効果を生むかもしれません。

おすすめの読書ノートをピックアップ!

ということで、市販の読書ノートをご紹介します。個人的にシンプルな構成だと思う順に並べてます。ぜひ参考にしてみてください。

おすすめ①:シンプルで飽きがこない、持ち運びたくなる可愛さ

サイズ:150×105mm(A6サイズ)、60ページ
特長:180冊分収録可能

日付・書名・著者・ひとことメモ

というシンプルで書きやすい構成です。A6サイズ(文庫本サイズ)と小さいので低学年の子にはちょっと書きにくいかもですが携帯には便利なサイズ

文庫本サイズです!

おすすめ②:どんな本を選べばいいか分からない!という人向け

サイズ:260㎜
特長:100冊分収録可能

フィンランドの国語教育は効果が高いと世界中から注目されていますが、フィンランドの小学生が使っている「読書日記」を参考に、日本の小学生向けに作られたもの。

推薦図書が100冊分も載っているので

本選びに困っている人におすすめです。

読むごとに本の表紙シールを貼る喜びがあり、楽しみながら読書が習慣化できます。

おすすめ③:黒猫のかわいいデザイン

サイズ:150×105mm(A6サイズ)、60ページ
特長:60冊分収録可能

あちこちに黒猫が登場するとてもキュートなデザイン。本の基本情報と

・読んだ感想
・気に入った言葉、一文


がメモできます。また、☆☆☆☆☆で評価を残しておけるので見返した時にわかりやすいです。

おすすめ④:大人気、羽海野チカさんデザイン

サイズ:103×182mm(新書サイズ)、112ページ
特長:100冊分収録可能

羽海野チカさんのイラストが入ったファンにはたまらない読書ノート。可愛らしいイラストで小学生(特に女の子)は好きな子多いのでは?書く項目も多めで、本の基本情報と

面白かった度 ☆☆☆☆☆
・お気に入りのキャラ
・心に残ったセリフ
・好きなセリフ
・MEMO

を書くスペースがあり、デコレーション用のシール付きです。

おすすめ⑤:ごほうびページなど読書を楽しむ工夫がたくさん!

サイズ:103×182mm(新書サイズ)、96ページ
特長:50冊分収録可能

シンプルな構成の読書記録ページはメモ欄が方眼タイプになっていて書きやすいです。50冊読破が目標!ですが、5冊読むごとに読める「こほうびページ(どらえもんコラム)」、読んだ本の振り返りにもなるランキングづけなど、

読書を楽しむ工夫が満載!

の読書ノートになっています。

おすすめ⑥:ムーミンキャラクターがあちこちに登場

サイズ:A6(文庫本)サイズ、128ページ
特長:100冊分収録可能

中は飽きのこないシンプルなデザインですが可愛らしいムーミンキャラクターがあちこちに登場。女性にも大人気です。ムーミン好きママとお揃いで読書ノートをつけるのもいいですね。メモ欄は方眼タイプの書きやすいデザイン。本の感想や気になった言葉など自由に書きとめることができます

おすすめ⑦:齋藤孝先生おすすめの名作50選を読もう

サイズ:B5サイズ、79ページ
特長:50冊分収録可能

齋藤先生がおすすめの本50冊を選んでくれているので本選びに迷わなくていいです。それぞれの本について読むポイントやコメントが書いてあり、読解のヒントになります。読書記録としては、本の基本情報と

・気に入った文を3文
・ひとこと感想
・POPを作ろう!


があります。POPとは本屋さんなどお店の商品をすすめるために置いてある魅力を端的に伝える宣伝文です。この読書ノートを通して、自然と

「考える力・コメント力・伝える力」がアップするとのこと!

読んだ後の「読了シール」も達成感につながり楽しんで読書が続けられます。他の読書ノートに比べると「デザイン的にはちょっと…」という感じですが頭をたくさん鍛えられる読書ノートです。

読書しょうかいノート

サイズ:210×148mm(A5サイズ)、40ページ
特長:30冊分収録可能 

読書しょうかいノートは、読書感想文の書き方ではなく、子どものための伝える力・表現力を伸ばし文章を書くことが楽しくなる読書記録ノートです。読書しょうかいノートは読書感想文を書くためのノートではありませんが、誰かに本を紹介することで文章力・表現力を磨き、作文や読書感想文の素地になり、国語力が育まれます。
引用:amazon

と説明があるように、特定の誰かにおすすめすることを目的に

・本の内容を簡潔に紹介したり
・魅力を伝えたり
・伝えるための文章力を鍛えたり

ができる読書ノートとなっています。少し高度な能力が必要となるので、小学校中・高学年向きかなと思います。

まとめ

以上本記事では、小学生におすすめの読書ノートについて

・選び方のポイント(レベルは?継続しやすさは?)
・市販されているおすすめ読書ノート

お伝えしてまいりましたが、何か気になるものはありましたか?

読書ノートを効果的に使うためにはやはり周りの大人の働きかけが大切です。

・やる気をそがない、程よいレベルのものを選ぶ
・読書が苦手な子にはゲーム要素で熱中させる

ことを意識すると良いでしょう。この記事で興味を持った方は読書ノートをぜひ生活に取り入れてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次