田川市石炭・歴史博物館を子どもと見学!炭鉱の坑道・二本煙突・昔の暮らし【2021年】

2021年、子どもと福岡県田川市の田川市石炭・歴史博物館へ行ってきました。写真を見返すと、石炭を運ぶ人の再現展示や大きな機械、昔の家の中まで、見どころがいろいろ。

「石炭って、どうやって掘っていたの?」「炭鉱で働く人はどんな生活だったの?」。そんなことを、実物の資料や再現展示から考えられる場所でした。今回は、当日撮った写真16枚を使って紹介します。

※写真は2021年の訪問時に撮影しました。開館時間・料金などの施設情報は現在の公式案内を参照しているため、訪問前に最新情報をご確認ください。

目次

田川市石炭・歴史博物館はどんなところ?

田川市石炭・歴史博物館は、かつて三井田川鉱業所伊田坑があった場所に建つ博物館。隣には石炭記念公園があり、田川の炭鉱の歴史を伝える二本煙突や竪坑櫓が残っています。

田川市石炭・歴史博物館の外観と入口
田川市石炭・歴史博物館の入口。石炭記念公園のそばにあります。

外から見ると立派な博物館ですが、屋外にも展示があるのが面白いところ。建物の中だけで完結しないので、写真を撮りながらゆっくり歩きました。

炭坑節発祥の地と書かれた記念碑
公園内で見かけた「炭坑節発祥の地」の碑。

公園内には「炭坑節発祥の地」の碑も。あの「月が出た出た」の炭坑節が、この地域の炭鉱の風景とつながっているんですね。

説明板には、炭坑節がどのように生まれ、広まったのかも書かれていました。歌の名前は知っていても、その背景を読むと、炭鉱で働いた人たちの暮らしがぐっと身近に感じられます。

田川の石炭記念公園にある炭坑節の歌詞と歴史の説明板
「月が出た出た」の炭坑節についての説明板。

坑道を再現した展示が迫力たっぷり

館内では、昔の採掘作業を再現した展示が印象に残っています。石炭を背負いかごで運ぶ人の姿を見ると、機械が今ほどなかった時代の仕事の大変さが想像できます。

背中のかごで石炭を運ぶ炭鉱作業の再現模型
背負いかごで石炭を運ぶ作業を再現した展示。

こちらは坑道の中を再現した展示。天井が低く、足元には石炭がたくさん。こんな場所で体をかがめて作業していたのかと思うと、見ているだけでも圧倒されます。

低い坑道で働く人々を再現した炭鉱の展示
低い坑道で石炭を掘る様子を再現した展示。

教科書に「炭鉱」と一言書かれていても、実際の働く場所はなかなか思い浮かびません。こうして立体的な展示を見ると、ぐっと身近に感じられます。

炭鉱で働いていた人たちの姿を、絵を通して知ってみるのもひとつの方法。山本作兵衛の炭鉱記録画に関連する絵本『絵本 筑豊一代』は、今回の博物館見学とつながる一冊です。

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大きな機械や運搬車両、蒸気機関車も見られる

屋外に出ると、炭鉱で使われていた大きな機械が並んでいました。普段見かけない形ばかりで、つい写真を何枚も撮りたくなります。

屋外展示場に並ぶ炭鉱の大型機械
屋外展示場では、炭鉱で使われた機械を間近で見ることができます。

座席の付いたレール車両の展示もありました。石炭だけでなく、そこで働く人が移動するためにも、さまざまな乗り物が使われていたんですね。

炭鉱で使われた座席付きのレール車両
坑内で人が移動するときに使われた座席付き車両の展示。

そして、屋根の下には蒸気機関車も。筑豊の石炭を運んだSL「59684号」が保存されています。

屋根の下で保存展示される蒸気機関車
石炭記念公園にある蒸気機関車の展示。

石炭を掘る人だけでなく、運ぶ仕組みも必要だったんですね。屋外にこれだけ実物が残っているのは、なかなか見ごたえがあります。

田川のシンボル、二本煙突と竪坑櫓の跡

石炭記念公園を歩くと、空に向かって伸びる大きな煙突が目に入ります。炭坑節にも登場する、田川を象徴する二本煙突です。

田川の炭鉱を象徴する二本煙突
遠くからでも目に入る、炭鉱の二本煙突。

近くには「第二竪坑櫓跡」と刻まれた碑もありました。ここが、かつて石炭を掘り出す大きな炭鉱だったことを感じられる場所です。

二本煙突を背景にした第二竪坑櫓跡の碑
二本煙突の前にある「第二竪坑櫓跡」の碑。

写真だけでも煙突の高さが伝わりますが、実際に立って見ると、その存在感が印象に残りました。

復元炭坑住宅で昔の暮らしものぞいてみる

ここは仕事の道具だけでなく、炭鉱で働いていた人たちの暮らしも知ることができます。屋外には、当時の炭坑住宅が復元されています。

並んで建つ復元炭坑住宅の外観
当時の暮らしが想像できる、復元された炭坑住宅。

住まいの中には、今ではあまり見かけない道具や設備が。石炭は工場や汽車を動かすだけでなく、生活にも使われていたことが伝わります。

ここで子どもたちがじっと見つめていたのは、家の中で過ごす人を再現した人形。今にも動き出しそうなほどリアルで、思わず足を止めてしまいました。

復元炭坑住宅で昔の暮らしを再現した人形を見つめる子どもたち
今にも動き出しそうな人形を、興味深そうに見つめる子どもたち。

復元された部屋には、間取りを説明する案内板や、ずっしりした木製の棚も。普段の生活で見かける家具と比べながら見ると、ちょっと面白いですね。

田川の復元炭坑住宅にある間取りの説明板と畳の部屋
炭坑住宅の間取りを紹介する説明板。
田川の復元炭坑住宅に並ぶ昔の木製食器棚と収納家具
昔ながらの木製の食器棚。引き出しがたくさんあります。
復元炭坑住宅にある石炭を使う暮らしの展示
石炭を身近に使っていた暮らしを伝える展示。
復元炭坑住宅に並ぶ昔の生活道具
棚に並ぶ昔の台所道具。炭坑住宅の暮らしを伝えています。

台所道具や生活用品を眺めていると、昔の人たちがどんな毎日を過ごしていたのか気になってきます。これまで訪れた古民家の展示とは、また違った視点で暮らしを見られました。

食器棚や台所道具を見て、昭和の暮らしをもう少し知りたくなったら、『新装版 昭和台所なつかし図鑑』のような本も面白そう。昔の台所用品を写真で紹介する本なので、見学後の振り返りにもつながります。

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子どもと見学するときに知っておきたいこと

一番分かりやすいのは、坑道で働く人の再現展示や、屋外の大きな機械。歴史の年号を全部覚えなくても、「これで何をしていたのかな?」と写真を見ながら考えるだけで楽しめそうです。

屋外の展示もあるので、暑い季節は帽子と飲み物があると安心。展示物には手を触れず、子どものペースで見て回りたいですね。

なお、博物館では撮影できる場所が限定されています。現在の案内では2階の第2・第3展示室の撮影は禁止。現地の掲示や職員の案内を確認してください。

開館時間・料金・アクセス

所在地:福岡県田川市大字伊田2734-1(石炭記念公園内)

開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)。休館日:原則月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日以降)、年末年始(12月29日~1月3日)。

入館料:一般400円、高校生100円、小中学生50円。土曜日は高校生以下無料と案内されています。企画展などによって変わる場合があります。

アクセス:JR・平成筑豊鉄道「田川伊田駅」から徒歩約8~10分。駐車場あり。

詳しくは田川市の博物館案内と館内案内・撮影ルールをご確認ください。

田川周辺へ出かけるなら

筑豊エリアの歴史スポットを見学する旅なら、周辺の宿泊先を探して、少し足を延ばすのもよさそうです。

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まとめ|実物の展示で、石炭の歴史が身近になる

田川市石炭・歴史博物館は、石炭を掘る仕事から、運ぶ仕組み、炭鉱で暮らす人たちの生活まで、いろいろな角度から知ることができる場所でした。

なかでも、坑道を再現した展示と二本煙突は印象的。2021年に撮った写真を見返しながら、改めて「こんな場所があったんだ」と感じています。子どもと歴史に触れるおでかけ先を探している方の参考になればうれしいです。

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