中学生でもメルカリは使える?親の同意と見守り方【わが家の体験談】

子どもが自分のスマホを持つようになると、できることが一気に増えます。友達との連絡、調べもの、買い物……。便利になる一方で、「どこまで任せていいんだろう?」と考える場面も多くなりますよね。

わが家では、2020年度、長女が中学1年生だったころにメルカリを使い始めました。自分のスマホを持ち始めたのと、ほぼ同じ時期です。

購入だけではなく、使わなくなったものを出品し、売れたらやり取りをして、梱包して発送するところまで。基本的な作業は子ども自身が進めていました。ただし、取引をすべて子ども任せにしていたわけではありません。私は保護者として、そのつど内容を確認し、必要に応じて一緒に考えていました。

この記事は、そんな中学生当時のわが家の体験を振り返りながら、子どものメルカリ利用で気をつけたいことや、親子で学べることをまとめたものです。利用規約などの制度面は、2026年10月時点の公式情報に合わせて整理しています。

目次

中学1年生でメルカリを始めた、わが家の場合

最初から「買うだけ」だったわけではありません。長女は自分の不要品のほか、家族や祖父母の家に眠っていたものなどを出品して、ちょっとしたお小遣いを得ていました。もちろん、人の持ち物を売るときには持ち主の了承が欠かせません。

写真を撮って、説明文を書いて、値段を付ける。購入されたらメッセージを確認して、梱包し、発送する。ひとつの取引には、思っていた以上にいろいろな作業があります。

わが家のメルカリアカウントで出品した商品の一覧。チョコエッグやおもちゃなどの売却済み商品が並ぶ画面
実際の出品履歴の一部。チョコエッグやおもちゃなど、さまざまな商品を出品していました。※出品時期は商品によって異なります。

私自身もネット通販や発送の仕組みにある程度なじみがあったので、わからないことがあれば一緒に確認できました。それも、子どもが使い始めるうえでは大きかったと思います。

周りの知り合いに「中学生がメルカリを使っている」と話すと、驚かれることもありました。今振り返っても、大切なのは「何歳から始めたか」だけでなく、「どんな見守り方をしているか」だったと感じます。

そもそもメルカリは中学生でも利用できるの?

ここは、これから利用を考えているご家庭が一番気になるところだと思います。

メルカリの現在の利用規約では、未成年者がサービスを使う場合、事前に親権者など法定代理人の包括的な同意を得ることが必要とされています。登録は本人が行い、正しい情報を入力する決まりです。

つまり、未成年だから一律にメルカリの利用が禁止されているわけではありません。ただし、保護者の同意さえあればすべての機能を使える、という意味でもありません。メルペイなどの決済関連サービスや個別機能には、別の年齢・利用条件が設けられている場合があります。

また、親のアカウントを子どもに貸して自由に取引してもらう方法はおすすめできません。利用規約では、アカウントを第三者に使わせたり貸したりすることが禁止されています。使い始める前に、親子で最新の規約を確認しておきたいですね。

参考:メルカリ公式・利用規約 / メルペイ利用規約

これから親子で出品や発送の手順を確認するなら、初心者向けのガイドブックも参考になります。『ゼロからはじめる メルカリ 売り買いをもっと楽しむ! ガイドブック【改訂新版】』は2025年刊行の本で、出品時の写真や発送方法などを調べたい方に向いています。わが家が中学1年生当時に使っていた本ではありませんが、これから始める方への参考として紹介します。

PR(広告)

私が子どものメルカリ利用に前向きだった理由

1.「ものを売る」までの流れを、自分で経験できる

店頭で何かを買うのと違って、フリマアプリで出品する側になると、相手に商品の魅力や状態を説明する必要があります。写真や説明文がわかりにくければ、相手にも伝わりません。

「欲しい人にわかりやすく紹介するには?」「気になる傷は、どこまで伝えておこう?」。そうしたことを考える機会そのものが、よい経験になると思いました。

メルカリに出品したスーパーマリオのチョコエッグフィギュアの商品ページ。写真や説明文、配送方法が掲載された画面
スーパーマリオのチョコエッグを出品した際の商品ページ。購入する人に状態や発送方法が伝わるよう、情報を整理する必要があります。

これは売り上げを増やすテクニックを覚えるというより、自分の言葉で説明すること、相手の立場で考えることに近い学びかもしれません。

2.売れた金額と、手元に残るお金は違うと知る

子どもにとって「1,000円で売れた!」は、きっとわかりやすいうれしさ。でも、販売価格がそのまま全部手元に残るわけではありません。

メルカリの通常の販売手数料は、2026年10月確認時点で販売価格の10%。出品者が送料を負担する場合には、その分も考える必要があります。例えば1,000円で売れたとき、販売手数料は100円。ここからさらに送料や梱包資材の費用などを引くと、手元に残る金額が見えてきます。

商品の値付けを考えながら、「売上」と「利益」の違いに触れられるのも、日常の買い物とは少し違う経験です。

参考:メルカリ公式・手数料の案内

3.「知らない相手と約束する」責任を考えられる

出品するだけなら、自分のペースで進められます。でも、商品を買ってくれる人が現れたら、そこには取引相手がいます。説明した状態と実物が違っていないか、約束した発送方法や期限を守れるか。

子どもだから多少のことは大目に見てもらえる、というわけではありません。だからこそ私は、相手がいるやり取りについては、子ども一人の判断に任せないようにしていました。

ただ、先回りして何でも親がやってしまうと、子ども自身の経験にはなりません。自分で考える時間を残しつつ、判断が必要なところでは親が責任を持つ。そのバランスを意識していました。

実際、親はどこまで関わっていた?

わが家では、子どもが出品・連絡・梱包・発送を進める一方で、私は一つひとつの作業前に問題がないかを確認していました。疑問が出てきたら一緒に考え、必要に応じて助言するという関わり方です。

これから始めるご家庭にも参考になるよう、私が大切だと感じる確認ポイントを整理すると、次のようになります。※以下は当時の行動を細かく再現したものではなく、体験を踏まえて現在の視点でまとめたチェック項目です。

  • 出品する前:本人や持ち主が売ってよいと考えているものか。出品禁止物ではないか。写真に住所・学校名などの情報が写っていないか。
  • 価格を決める前:相場だけでなく、手数料・送料・梱包費を踏まえて納得できる値段か。
  • 購入されたとき:メッセージの内容や発送期限に無理がないか。困った質問や要求は親にも相談できるか。
  • 発送するとき:品物を傷めない梱包になっているか。配送方法や必要な手順に間違いがないか。
  • 取引の後:うまくいったこと、迷ったことを振り返る機会があるか。

子どもが取引を進めることと、保護者が見守りの責任を手放すことは別。私はそのように考えています。

小さなフィギュアなどを発送するときには、品物に合う箱を用意しておくと安心です。たとえば、3種類の小型段ボールが各5枚入った発送箱セットなら、サイズの違う商品に合わせて選べます。箱だけで十分とは限らないので、フィギュアは緩衝材で保護し、カード類なら折れ・水濡れ対策をしたうえで、配送方法のサイズ・重量制限も確認したいですね。

PR(広告)

子どもが使うなら、安全面はとくに慎重に

住所や学校がわかる写真を載せない

商品の撮影中、住所の書かれた伝票、学校名の入った持ち物、名前のシール、窓から見える場所などが、思わぬ形で写り込むこともあります。商品説明やプロフィールにも、個人を特定できる情報は不要です。

メルカリでも個人情報を含む出品・投稿などを禁止しています。親子で出品画像を見直すことは、ぜひ習慣にしたいところです。

参考:メルカリ公式・個人情報に関する禁止事項

匿名配送を選択肢に入れる

「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」など、メルカリが案内する匿名配送を利用すれば、出品者と購入者が互いの氏名や住所などを伝えずに配送できます。適用される配送方法や設定条件は、取引前に確認してください。

参考:メルカリ公式・匿名配送について

困ったときは、子どもだけで返事をしない

値下げの相談や、想定外のお願い、取引トラブルなどに遭遇することもあります。相手への返信を急がず、迷ったときは親が一緒に内容を確認する。必要ならメルカリ事務局の案内に沿って対応する。

私にとっては、こうした「困ったときに立ち止まれること」のほうが、出品のコツを覚えること以上に大切です。

中学生にメルカリをおすすめする? わが家の答え

「中学生になったら、みんなメルカリを始めたほうがいい」とは思いません。スマホの使い方、金銭感覚、ネット上のやり取りへの理解は、一人ひとり違います。親の側にも、取引を一緒に確認できる時間が必要です。

ただ、興味を持った子どもが、保護者の見守りのもとで少しずつ経験することには、確かに意味があると感じています。

わが家の場合は、中学1年生というタイミングでした。購入だけでなく、出品から発送まで本人が経験したことで、ものの価値や人との約束について考える機会が生まれました。

親が全部決めてしまうのでも、子どもに丸投げするのでもなく、本人の「やってみたい」を尊重しながら、一緒に確認する。そんな距離感が、わが家には合っていたのだと思います。

まとめ|大切なのは年齢よりも、親子でどう使うか

中学1年生だった長女がメルカリを始めたころのことを振り返ると、単に不用品をお金に換える体験ではなかったように思います。写真を撮り、説明を考え、相手とやり取りし、梱包して届ける。ひとつの取引に、生活の中の小さな学びが詰まっていました。

もちろん、便利なサービスだからこそリスクもあります。未成年者の利用には保護者の同意が必要で、家族のルールや安全面の確認も欠かせません。

「うちの子にはまだ早いかな」「一緒なら試せるかもしれない」。家庭ごとに答えは違っていいと思います。この記事が、親子でネットの売り買いについて話すきっかけになればうれしいです。

※体験部分は長女が中学生だった当時の振り返りです。規約・機能・手数料などは2026年10月15日時点で公式サイトを確認した内容です。実際に利用する際は最新の公式案内をご確認ください。

「これ、誰かの役に立つかも!」と思ったら、ぜひシェアしてくださいね。
  • URLをコピーしました!
目次