親子で萩の旅育を楽しむ!世界遺産VR・古地図・観光動画の活用法

親子で山口県萩市を旅するなら、現地で史跡を見て歩くだけでなく、出発前に少しだけ歴史を知っておくのもおすすめです。

萩には、松下村塾や萩反射炉などの世界遺産、江戸時代の面影が残る城下町、明治維新に関わる人々の旧宅など、親子の好奇心をくすぐる場所がたくさんあります。でも、初めて訪れると「この建物、何がすごいの?」と感じることもありますよね。

そんなときに役立つのが、観光動画・世界遺産のVR(仮想現実)・古地図・公式観光マップです。昔の記事では萩の観光アプリを4つ紹介していましたが、年月がたち、アプリの更新状況や利用方法も変わっています。

そこでこの記事では、当時気になっていたアプリにも触れながら、2026年10月時点で公式サイトから確認できる情報を中心に、親子で楽しめる使い方を整理しました。実際にすべてのアプリを使い込んだレビューではなく、旅の予習・現地での調べ物に役立つ情報のまとめです。

目次

萩の旅育で知っておきたい、5つの世界遺産

萩市にある5つの構成資産は、2015年に登録された世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の一部です。まずは名前だけでも親子で確認してみると、現地で「あ、ここだ!」という発見が増えそうです。

  • 松下村塾:吉田松陰が若者たちを教えた私塾
  • 萩城下町:江戸時代の町割りや暮らしを伝える町並み
  • 萩反射炉:西洋式の製鉄技術を取り入れようとした試行錯誤の跡
  • 恵美須ヶ鼻造船所跡:萩藩が洋式の船を造った場所
  • 大板山たたら製鉄遺跡:伝統的な製鉄の歴史を伝える場所

5つ全部を一度に覚えなくても大丈夫。「昔の人は、どうやって新しい技術を学ぼうとしたのかな?」という一つの疑問を持つだけでも、見え方が少し変わってきます。

公式情報:萩市|世界遺産「明治日本の産業革命遺産」。

① 出発前は公式観光動画で、萩の雰囲気をつかもう

私自身、旅行先については本やYouTubeの動画であらかじめ調べておくのが好きです。映像なら子どもと一緒に気軽に見られますし、文章だけでは伝わりにくい町の広がりや景色も分かります。

まずは約4分「HAGI Japan in 8K – 萩」

萩市の町並みや松陰神社、松下村塾、萩反射炉、萩焼などが登場する映像です。長すぎないので、旅の前に家族で見る最初の1本にもよさそうです。

動画:HAGI Japan in 8K – 萩(YouTube)。

歴史を深めたいなら「『萩』という名の世界遺産」

萩市観光協会の動画ページでは、約12分の観光プロモーション映像「『萩』という名の世界遺産―守り、受け継ぐまち―」も紹介されています。城下町の歴史や文化財などを、ストーリーとして捉えられるのが魅力です。

動画一覧:萩市観光協会|動画。

見ながら「行ってみたい場所を一つ選ぼう」「この建物は何に使っていたのかな?」と話すのも楽しいと思います。全部を詳しく予習するというより、子ども自身が気になった場所を見つけるくらいがちょうどいいかもしれません。

② 昔の景色を想像するなら「萩 世界遺産バーチャルアドベンチャー」

史跡の難しいところは、今は建物が残っていない場合もあること。説明を読んでも当時の姿を想像しにくい場所では、CGやVRが役立ちます。

萩市観光協会が案内している「萩 世界遺産バーチャルアドベンチャー」では、萩城の天守や恵美須ヶ鼻造船所跡のかつての姿などを、スマートフォン・タブレット向けのVRで見ることができます。現地の解説看板などにあるQRコードから楽しめる仕組みです。

公式案内:萩 世界遺産バーチャルアドベンチャー/VRの利用方法と貸出場所。

公式案内には、萩城跡・指月公園の料金所や恵美須ヶ鼻造船所跡のガイド詰所で、タブレットを無料貸し出しする旨も掲載されています。ただし、貸出時間や端末の在庫・利用条件は訪問前に確認してください。すべての観光施設で借りられるわけではありません。

「この石垣の上に、お城が建っていたんだ!」と、今見ている景色と昔の姿を比べられるのは、現地ならではの楽しみですね。

③ 萩城下町は「古地図+現在地」で歩くと面白い

個人的に、萩と相性がよいと思うのは古地図です。萩城下町は江戸時代の道筋や町割りが今もよく残っていて、当時の地図を手がかりに歩ける町として知られています。

萩市が公開している「堀内・平安古・城下町おたからマップ」には、PDF版だけでなく、Stroly(ストローリー)のGPS連動オンラインマップもあります。現在地と地図を見比べられるので、昔と今の位置関係がつかみやすいのが特徴です。

公式マップ:萩市|堀内・平安古・城下町おたからマップ。

また、別の地区を歩くなら、萩市が公開しているまち歩きマップ一覧も参考になります。

現地で「今いる場所は昔の地図だとどこ?」「この道は昔からあったの?」と見比べてみるだけでも、いつもの散歩とは少し違うものになるはず。いわば親子で楽しむ、小さなブラタモリですね。

④ 現地の移動は公式マップとモデルコースで確認

萩の世界遺産や観光スポットは、市内に点在しています。子どもと歩くとなると、観光時間だけでなく移動時間や休憩も大切。私は「行きたい場所を決める → 地図で位置を見る → 無理のない順に回る」のがおすすめだと思います。

観光協会サイトには、各スポットを探せるマップや、萩の5つの世界遺産を巡るモデルコースがあります。

モデルコースをそのまま全制覇する必要はありません。例えば、松陰神社周辺で吉田松陰について学ぶ日、城下町で旧宅を歩いて巡る日、とテーマを分けるのもよさそうです。

以前紹介していた4つの観光アプリは、今どうなっている?

旧記事では「萩の世界遺産」「萩たびガイド」「COCOAR2」「こちずぶらり」の4つを紹介していました。旅行の情報収集に使えるものとして気になっていたのですが、アプリは時がたつと更新・配布状況が変わります。

「萩の世界遺産」アプリはストア掲載を確認

萩の5資産について、映像やCG、360度の表現などで学べる萩市制作のアプリです。2026年10月時点で、App StoreとGoogle Playの掲載ページは確認できました。

ただし、ストア上の最終更新は2016年で、iPhone・iPad版のダウンロード容量は約1.9GBと大きめです。現在の端末で問題なく使えるかまでは確認できていないため、利用したい場合は事前に動作・空き容量・通信環境を確かめておくと安心です。

ストア掲載ページ:iPhone・iPad版/Android版。

「萩たびガイド」「COCOAR2」「こちずぶらり」について

これらも旧記事で紹介していたサービスです。ただ、今回の確認では現在の配信状況や対応端末を十分に確認できなかったため、古いアプリのダウンロードボタンはいったん外しました。利用できないと断定するものではありません。

特に古地図については、上で紹介した萩市公式ページからアクセスできるGPS連動オンラインマップがあるので、まずはそちらを確認するのが分かりやすいと思います。COCOAR2のようなARアプリも、特定の案内物・マーカーに対応していなければ楽しめないことがあります。

アプリにこだわりすぎず、今アクセスできる公式の動画や地図を使うほうが、旅行中に迷わず済みそうです。

子どもと楽しむなら「旅の前・現地・帰宅後」の3段階

旅行前:気になる場所を、子どもと一緒に選ぶ

動画を1本見たり、世界遺産5資産の写真を眺めたりして、「行ってみたい場所はどこ?」と聞いてみます。親が全部決めるより、子どもが選んだ場所が一つ入ると、旅への期待も膨らみそうです。

旅行中:自分の目で見て、気になったことを調べる

現地では画面を見ることが目的にならないように、まず実物を見る。建物を見たり、係員さんの話を聞いたりして、「どうしてこうなってるの?」と思ったときだけ、地図やVRを開いてみます。

萩には、町の人から話を聞くことでぐっと面白くなる史跡も多いと感じました。デジタルは、その体験を補う道具くらいの位置づけがよさそうです。

帰宅後:写真を見ながら「何が面白かった?」を話す

帰ってから写真を見返し、「想像と違った場所は?」「もう一度行くならどこ?」と話してみるのも、旅育の続き。正解を答える必要はなく、家族それぞれが覚えている場面が違うのも面白いところです。

萩を親子で巡った体験談もあわせてどうぞ

デジタルで予習した後は、実際の萩の旅の記録も参考にしていただけたらうれしいです。

まとめ|調べる楽しさと、現地で発見する楽しさを両方

萩観光に使えるデジタル情報を見直してみると、アプリだけでなく、公式動画・VR・古地図オンラインマップなど、親子で使えるものがいろいろありました。

私自身は本やYouTubeで情報を集めてから旅に出ることが多いのですが、予習していたことが現地の風景と結びつく瞬間は、やっぱり面白いものです。反対に、現地で初めて知ることもたくさんあります。

全部を知ってから出かけなくても、ひとつ興味の種があれば十分。スマホの画面だけで終わらず、親子で歩いて、見て、話して。そんな萩の旅育を楽しんでいただけたらと思います。

※アプリ・VR・観光情報の掲載状況は2026年10月時点で確認した内容です。サービスや施設の利用条件は変更されることがあります。出発前に各公式サイトの最新案内をご確認ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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