親子で出かけた京都旅行、今回はその後編です。前編では二条城や金閣寺など、教科書で見た歴史の舞台を歩きました。後編で楽しんだのは、祇園の町並みや東山の風景、そして夜のライトアップ。同じ京都でも、昼と夜で印象が驚くほど変わります。
旅育といっても、何かを覚えて帰らなければいけないわけではありません。「きれい」「不思議」「もう一度来たい」。そんな一言から会話が広がるのも、旅ならではの楽しさです。

今回は「美しい京都を、自分の目で楽しむ」がテーマ。夜の京都にもわくわくしました。
前編はこちら:小学生と京都で旅育|二条城・金閣寺・銀閣寺など歴史の名所を巡った記録
※以前の家族旅行を振り返った記事です。写真は旅行当時のもの。イベントの開催日・時間や撮影ルールは変更されるため、最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。
祇園|「京都らしい!」が詰まった町並み
まず向かったのは祇園。町家や料理店が連なる通りを歩くだけで、ぐっと京都に来た実感が湧きます。有名な建物を目指すのもいいけれど、ここでは何気ない路地の景色そのものが見どころでした。


歩いてみたい場所として名前が挙がるのは、花見小路、祇園白川、巽橋(たつみばし)など。川沿いの柳、石畳、落ち着いた建物の組み合わせは、写真で見た京都のイメージそのものでした。


※写真ACの画像を使用(元記事の表記に基づきます)。


※写真ACの画像を使用(元記事の表記に基づきます)。
巽橋のそばには小さな辰巳大明神があります。祇園の芸妓さんや舞妓さんにも、芸事の上達を願う場所として親しまれているそうです。華やかな花街の中に、日々の暮らしや祈りの場があるのも興味深いですね。


子どもの感想は「京都でいちばん京都っぽかった!」。その表現、ずいぶん京都を連発していますが、言いたいことはよく分かります。
なお祇園には生活の場でもある私道があり、立ち入りや撮影が禁止されている場所もあります。散策するときは現地の案内に従い、住民の方や芸舞妓さんへの無断撮影を控えたいですね。
八坂神社と円山公園|季節を変えて、また歩きたい
祇園から歩いて訪れた八坂神社。四条通の東端にあり、地元では「祇園さん」と呼ばれています。祇園祭とも深い関わりがある神社です。


※写真ACの画像を使用(元記事の表記に基づきます)。




境内の東側には、しだれ桜で知られる円山公園が広がります。秋の旅行でしたが、桜の名所と聞くと春の姿も見たくなるもの。「ここは春にまた来たいね」という言葉が自然と出てきました。


※写真ACの画像を使用(元記事の表記に基づきます)。
「次は別の季節に来てみたい」。そんな楽しみが一つ増えるだけでも、家族旅行の思い出は長く続きそうです。
高台寺|水面に映る紅葉とライトアップの竹林
夜の景色で特に印象に残ったのが高台寺(こうだいじ)。豊臣秀吉の妻・北政所(ねね)が、秀吉を弔うために創建した寺院で、「ねねの寺」として知られています。秋には庭園や竹林のライトアップが行われます。


楽しみにしていたのは、臥龍池(がりょうち)に映り込む紅葉。旅行した日は紅葉のピークを少し過ぎていましたが、水面に映る景色は十分に幻想的でした。


ただ、実物の美しさを写真に収めるのはなかなか難しい! あの静けさや奥行きまで写せたらいいのですが、写真の腕はまだ修業中です。
そして、予想以上に心をつかまれたのが竹林です。夜の竹が光に照らされると、昼間とはまるで別世界。子どもも「竹林がきれいすぎて、びっくり」と、しばらく見入っていました。


秋の夜間特別拝観の日程は年ごとに異なります。予定を立てる際は高台寺公式サイトの催事案内で確認するのがおすすめです。
八坂の塔|遠くから見る景色と、近づいたときの迫力
東山の町並みを歩いていると、建物の間からすっと姿を見せるのが八坂の塔。法観寺(ほうかんじ)にある、高さ約46メートルの五重塔です。現在の塔は、室町時代の1440年に再建されたもの。


特に印象的なのは、八坂通から坂の向こうに塔が見える景色。両側に昔ながらの建物が並び、その先に五重塔が立っていると、まるで映画のセットに入ったような気分になります。


※写真ACの画像を使用(元記事の表記に基づきます)。
さらに塔の近くまで行くと、遠くから眺めたときとは迫力がまるで違いました。子どもも「近づいて見ると、ぜんぜん印象が違うね!」とのこと。同じ建物でも距離を変えるだけで発見があるんですね。


散策中は写真を撮ることに夢中になりがちですが、人の通行を妨げないことも大切。風景を見る時間と、実際に歩いて感じる時間の両方を楽しみたいところです。
夜の京都駅|京都タワーと光の大階段
夜になって訪れた京都駅周辺は、東山の落ち着いた風景から一転して、光があふれる世界。旅行したのは12月初旬だったので、クリスマスの装飾も楽しめました。
京都タワーのモチーフは「灯台」?


京都駅前にそびえる京都タワー(現在の名称はニデック京都タワー)。季節やイベントに合わせて、白以外の色にライトアップされることもあります。


※写真ACの画像を使用(元記事の表記に基づきます)。
そして、ここでちょっとした豆知識。あの細長いタワー、何をイメージして造られたかご存じですか? 答えは「灯台」。海のない京都の街を照らす姿を表しているそうです。



灯台と聞いて納得。でも、白く光る姿は「ろうそく」にも見えませんか?


※写真ACの画像を使用(元記事の表記に基づきます)。
こんな小話を知ってから眺めると、見慣れた景色も少し違って見えますね。カラーライトアップは京都タワー公式サイトで確認できます。
京都駅の大階段は、光のキャンバス


京都駅ビルで特に印象的だったのは、大階段の「グラフィカルイルミネーションPlus」。階段そのものが大きな画面になったように、光の模様が次々と変わります。


「この階段、下から上まで駆け上がれるかな?」なんて話をしていたら、後から本当に「大階段駈け上がり大会」があると知って驚きました。階段で景色を見せるだけでなく、人が集まって楽しめるイベントまで生み出してしまう。駅の使い方って、こんなに自由なんですね。
子どものひと言は「京都駅は、おもしろい駅だったなー」。歴史ある寺院の印象が強い京都ですが、駅の現代的なデザインも立派な旅の思い出になったようです。
イルミネーションの内容は時期によって変わります。京都駅ビル公式サイトで現在の演出を確認できます。
まとめ|景色に感動することも、立派な旅育
祇園の風情ある道、高台寺の静かな水鏡、近づくほど迫力を増す八坂の塔。そして光に包まれる京都駅。今回の旅行では、昔から受け継がれた景色と、新しい工夫で生まれた景色をどちらも楽しめました。
「京都っぽい!」「竹林がきれい」「駅がおもしろい」。子どもが感じたことは、必ずしも教科書の言葉とは一致しません。でも、自分の目で見て何かを感じ、その話を親子でする。そんな自然な体験も旅育の大切な一部だと思います。
京都の歴史的な名所を歩いた前編も、よかったら合わせてどうぞ。小学生と京都で旅育!二条城・金閣寺・銀閣寺を巡って感じた歴史【体験談】
最後までお読みいただき、ありがとうございました。








