子供たちに読書習慣を付けさせたい!親(周りの大人)ができる事まとめ

  • URLをコピーしました!

本日のテーマは「子どもの読書習慣のつけ方」について。

「子供にたくさん本を読んで欲しい」そう願っている親は多いのではないでしょうか。何ごとも習慣化させることが大切と言われますが、読書も同じく「いかに習慣化させるか」が鍵になります。

ということで!親や周りの大人たちが出来る事はないか、調べてまとめました。

・読書をたくさんする子供になってほしい!
・自らすすんで読書する子供になってほしい!

と思っている人はチェックしてみてください。

目次

読書習慣を付けさせる方法あれこれ

では、「子どもに読書習慣が身に付く」ために、周りの大人が出来る事をまとめます!

読むのが当たり前の環境づくり

読書しやすい環境と仕組みづくりは大事です。まわりの大人が意識的に整えてあげる必要があります。

・手に取りやすいところに本を置く
・読書中はテレビなどの音を消し、集中しやすい環境にする
・他の娯楽(ゲームや動画など)を制限する
・図書館などをフル活用する     など

そして、個人的に一番大切だと思う事は、

大人自身が読書をすること!

に尽きるかと。具体的には次のような方法があります。

リビング本棚

普段いちばん過ごすであろうリビングに本棚があれば、ちょっと時間が空いたときにすぐ読書モードに入れます。そして親など身近な大人が、隙間時間にテレビやスマホを見るのではなく、当たり前のように本を読みだしたら、子供達にとってもそれが当たり前の日常です(※ゲームなど他の娯楽を無制限に与えている場合は難しいでしょう)


・本が当たり前のように近くにあって
・息をしたり食事をするのと同じように大人が本を読んで
・他の娯楽は制限されている

といった環境づくりは、大人が本気で読書の必要性を感じているならそんなに難しいことではありません。

また皆が共有するリビング本棚は、あえて厳密にセクション分けしないことで子供達が色々なジャンルの本に触れる機会が増え、興味の幅の拡大につながります。

定期的な図書館通い

個人で購入できる本はやはり限られますので、近隣の図書館はフルに活用したいところ。今はネットで検索・貸し出し予約できる図書館がほとんどです。「借りたい」から「借りる」までがスムーズになりました。

習慣化するポイントは、図書館利用、図書館通いを日常に組み込んでいくことです。

たとえば、

毎週1回、〇曜日に図書館に行く

と決めておけば、それに合わせて自ずと

・〇曜日までに借りる本を検索・予約しておく
・〇曜日に予約した本と、気になる本を借りてくる
・読みやすいところに置いておいて、隙間時間に読む

がパターンされ習慣化されます。もちろん、大人も子供といっしょに自分の読みたい本を借りてきて読むのが大切です!

読み聞かせタイムの確保

興味関心はあっても、「自分から手に取って本を読もう」とはならない段階の子供達にとって読み聞かせはとても有効です。言葉やストーリーを耳から聞いて新しい知識や発見を得ることも、立派な言語体験であり、読み聞かせを通して「読書は面白い」という気持ちを開花させてあげる事ができれば、あとは自発的に読書をするようになります。

どんなに忙しい毎日でも、1日1回の読み聞かせタイム(寝る前など)を何とか確保するパパママも沢山います。どうしても時間がとれないなら、現代だったらスマートスピーカーにお願いするのもありかもしれません↓↓

「アレクサお願い、〇〇の本、読んで。」といった具合に。

コミュニケーションツールだと気づいてもらう

本で得た知識やネタを、コミュニケーションの際の前提知識として日常の会話に取り入れていくのもいい方法です。

それを知らないと話についていけない

ってやつです。よくゲームやドラマの話題でついていけず、あわてて知る努力をしたりしますが、本を読んでいない事で周りとのコミュニケーションが楽しめないという状況にするのはいい方法でしょう。

具体的には「本で盛り上がれる」状況に身を置かないといけないので、

・家族や友達と同じ本をシェアする
・読書クラブなどコミュニティーに参加する

などの方法があります。本にある知識やストーリー、考え方などが共通トピックとなり、話す・共感する・意見交換する・議論するなど「盛り上がる」体験につながるんだ!という事が分かれば、読書への強いモチベーションになります。

答えは本にあるよ、と誘う

基本、子どもは好奇心旺盛です。いろいろなものに興味を持ちますが、「これ何?」「これどういうこと?」と、まわりの大人に質問したり答えを求める事は多いでしょう。

その際に、たとえ大人が答え知っていたとしてもあえて「うーん、分からないな~。」「〇〇ちゃん〇〇くんはどうしてだと思う?」と考えさせる時間を持つと良いです。そうすると、子供は自分の頭で考えるクセがつきます

さらに「本に答えがないか探してみよう」と関連する書籍を与えたり、一緒に探す事で読書空間へと誘えます。(あくまで強制ではなく)「答えが分かったら教えほしいな」と言えば、子供は、①答えを探す②知りたがっている人に教えるという目的遂行のため「本を読もう!」と自発的に読み始めることが期待できます。

効果的なアウトプット活動をあわせて取り入れる

本からインプットした知識の定着や、得た知識を上手く活用するために

アウトプット(外に出す)活動が重要だ!

という認識は浸透しつつあります。学校などの教育界で進められているアクティブラーニング(能動的学習)の視点からも
アウトプット活動は不可欠な要素ですね。各学校、各団体の取り組みは多岐にわたりますので、家庭などでも気軽に取り入れられそうなものをいくつか取り上げます。

読書ノート

子ども達が、自分の読んだ本を記録してノートに記していくのが読書ノートです。

小学校での導入例:大阪堺市立の小学校
図書館での導入例:茨城県潮来市立図書館

基本項目は、
・本のタイトル
・著者
・読み始めた日~読み終えた日
・あらすじ(要約)
・感想、評価

が一般的ですが、ポイントがたまったり、一番たくさん読んだ人は表彰されたり、といった楽しみもあるそうですよ。

本のお便り便

本のお便り便とは、自分がおすすめする本の題名と「おすすめポイントをお手紙に書いて特定の誰かに届ける」という取り組みです。我が子の小学校で実施されています。ただ読んで自分が満足するだけでなく、他の人を楽しませる喜びも感じられますね。

お手紙をもらった相手は、通常その本を読んで、感想とともにお手紙を差出人に返すことになるのですが、野球が好きな下の1年生の息子は、6年生の子供さんから「野球場の一日 (講談社)」という絵本を勧めてもらってすごく嬉しそうに読んでいました。

感想・レビューを発信する(口コミ、ブログ、SNS)

今の時代、ネットやSNSなど発信ツールを使いこなせる子も増えてきましたね(大人がきっかけを作ったり、働きかけている場合もありますが)。子どもであれ、読書によって得たものを

世界中に向けて発信できる

というのは大きなモチベーションになると思います。また反応があったり共感してもらう事で、伝わる喜び、人とつながる面白さを知り、読書がさらに好きになるのではないでしょうか。

ビブリオバトル

知的書評合戦と言われるビブリオバトル、みなさんご存知ですか?分かりやすく言うと、決められた時間内におすすめの本を紹介して、誰の本が一番読みたくなったかを競うゲームですが、いま全国に広がっています。

説明動画はこちら↓↓

その他、youtubeで「ビブリオバトル」を検索すれば、たくさん動画で確認できます。

普及委員会のHPに書かれているキャッチコピーは、

人を通して本を知る.本を通して人を知る」

本の面白さ、読書の醍醐味が知れる活動となっており、小学校の国語授業や図書活動で取り入れるところも増えています。

本が好きになるだけでなく、スピーチ力、表現力もつきそうです。家庭でもできそうですね。

(余談)ある程度、読書をする意味がわかってきたタイミングで…

最後はおまけになりますが、ある程度、読書習慣がついてきた後で、子ども達に見せたい風刺画があります。

何年か前にSNSなどで話題になったこちらの絵↓↓


読書についてすごく分かりやすく表現されているなと思います。子ども達がある程度、読書をする意味について分かってきたタイミングで見せると、「読書の大切さがより理解できると思います」。絵を見せて、「この絵を見てどう思うか?絵が表現していることは?」とディスカッションしてみると良いでしょう。読書をすれば見える世界が違ってくる以外にも、子供ならではの自由な発想が聞き出せるかもしれません。

(余談の余談…最後までお付き合い下さい)進化版が出ていました↓↓

まとめ

以上、「子供たちに読書習慣を付けさせるためにできること」について調べたことをお伝えしてきました。

わたし自身、読書の大切さはわかっていながらも、時間の確保や環境づくりで自分自身まだまだやれる事はたくさんあるなと感じました

まずは取り入れられそうな事から実践し、そのあたりの経過報告も今後記事にしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次