命名書は誰が書く?親・祖父母・代筆の選び方と正式・略式の書き方【図解】

赤ちゃんの名前が決まったら、いよいよ命名書の準備。ここでふと疑問が浮かびます。「これって、誰が書くものなんだろう?」

親が書く? おじいちゃんやおばあちゃんにお願いする? それとも、字の上手な人に頼んでもいい? せっかくのお祝いだからこそ、ちょっと迷いますよね。

先に結論を言うと、命名書を書く人に、全国共通の決まりはありません。両親が書いても、祖父母にお願いしても、代筆を頼んでも大丈夫。大切なのは、赤ちゃんの名前をお祝いする気持ちです。

今回は、元の記事で調べていた昔ながらの習慣と、略式・正式の命名書の書き方を、イラスト付きで整理してみます。

目次

命名書は誰が書く? 親でも祖父母でも大丈夫

昔は、赤ちゃんの名付け親や、家族・親族の中で字の上手な人が書くこともあったそうです。地域や家によっては、父方の祖父などが関わる習慣もありました。

一方で、産泰神社のお七夜・命名式の解説でも、命名書を書く人に決まりはないとされています。つまり、「祖父が書かないと失礼」「親が書いたら正式ではない」ということではありません。

なお、「名前を考えた人」と「命名書の文字を書いた人」は別でも構いません。両親が決めた名前を、祖父母や書道の得意な方に書いてもらうのも一つの方法です。

赤ちゃんの誕生を祝う命名書に関するイメージ画像

① 両親が自分で書く

いちばん身近なのは、やはり親が書く方法。筆や筆ペンで、赤ちゃんの名前を丁寧に記します。

「字にはあまり自信がないんだよなあ」という方もいるかもしれません。でも、命名書は書道の採点表ではありません。少し線が曲がっていても、親の手で書いた文字なら、後から見返したときの思い出になりそうです。

書いている様子を写真に残しておくのもいいですね。何年か後に「この名前は、こんなふうに書いたんだよ」と話せます。

② 祖父母や親族にお願いする

身近に書道が得意な方がいれば、お願いするのも素敵です。祖父母にとっても、赤ちゃんの誕生に関われる記念になるかもしれません。

ただし、地域の慣習があっても、いきなり「書いてください」と決めず、誰にお願いしたいかを両親で相談しておくと安心です。

③ 書道家などに代筆を頼む

立派な筆文字で残したいなら、代筆サービスを利用する方法もあります。赤ちゃんの名前や生年月日を伝え、命名書として仕上げてもらう形です。

ただ、依頼してから届くまでの日数、名前の漢字、旧字体の扱い、記載内容は確認しておきたいところ。名前の一文字が違っていたら、記念どころか大事件です。

お七夜に間に合わなくても、産後の生活や家族の都合に合わせて無理なく準備すればよいと思います。

自分で書く代わりに、名前などを指定して仕上げてもらうオーダータイプもあります。こちらはデザインを選べるA4の命名書。手書き・印字の別や納期、漢字の指定方法は、注文前に商品ページで確認してくださいね。

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命名書の書き方は大きく分けて「略式」と「正式」

命名書には、半紙や命名用紙に書く「略式」と、奉書紙を折りたたんで記す「正式な書式」があります。まずは手軽な略式から見てみましょう。

略式①|名前と家族の情報を入れる書き方

略式でも、赤ちゃんの名前に加えて両親の名前や生年月日、続柄などを書く形があります。

略式の命名書に赤ちゃんの名前、両親の名前、続柄、生年月日などを書く記入例

元記事の図では、「命名」・赤ちゃんの名前・両親の名前・続柄・生年月日を入れています。家族の記録として残したいなら、こうした情報を入れるのも一案です。

名前を大きく、ほかの項目を少し控えめに書くと、すっきり見えます。実際の位置や並べ方は用紙の形式に合わせて調整しましょう。

略式②|「命名・名前・生年月日」のシンプルな書き方

もっと簡単にしたいなら、必要な情報を3つに絞った形もあります。

命名、赤ちゃんの名前、生年月日を中心に記したシンプルな略式命名書の例
  • 命名の文字
  • 赤ちゃんの名前
  • 生年月日

これなら準備するものも少なく、写真にも残しやすそうです。「正式にしなきゃ」と悩んで準備が進まないなら、まずはこのくらいシンプルでも十分だと思います。

自分で書くなら、あらかじめデザインされた命名用紙も選択肢です。ボタニカル柄のA4用紙なら、名前を手書きで残しつつ、やさしい雰囲気に仕上げられます。

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正式な書き方|奉書紙を折って記す方法

昔ながらの形にしたい場合は、奉書紙(ほうしょがみ)を使った書式があります。用紙を横方向に二つ折りにし、さらに三つ折りにして、それぞれの面に必要な情報を書きます。

一般的な記入例としては、右側に「命名」、中央に赤ちゃんの名前・続柄・生年月日など、左側に命名日や両親の名前を記す形です。

以下は元の記事に掲載していた図です。紙の折り方や文字の位置は資料によって少し異なるため、あくまで書き方の一例として見てください。

正式な命名書の折りたたみや表側を示した図解
正式な命名書の折り方と内側の記入面を示した図解
奉書紙を使った正式な命名書の記入例

奉書紙の形式を確認したいときは、国立国会図書館のレファレンス協同データベースにある書き方の案内も参考になります。

家族で受け継いできた書き方や、神社などから指定された形式がある場合は、そちらを優先してくださいね。

和の雰囲気を大切にして手書きしたいなら、鶴亀柄の命名用紙もあります。こちらはA4の用紙で、上で説明した奉書紙を三つ折りにする正式な書式とは別のタイプです。

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自分で書くなら、何を準備しておけばいい?

お七夜の直前に慌てないためにも、準備するものと書く内容を先に決めておくとラクです。

準備するもの略式正式な書式
用紙命名用紙・半紙・色紙など奉書紙など
筆記具筆・筆ペンなど毛筆・墨など
記載内容名前・生年月日を中心に、必要なら両親の名前など名前・続柄・生年月日・命名日・両親の名前など
確認すること用紙の縦横・飾る場所・写真の撮りやすさ折り方・記入する面・家庭や地域の慣習

書き損じに備えて、紙は少し多めに用意すると安心。筆ペンでも、一度練習してから本番を書くと、名前のバランスが取りやすくなります。

普段は毛筆を使わない方なら、準備しやすい筆ペンも便利です。中字タイプなら名前を少し大きめに書くときにも使いやすいですが、本番の用紙で試し書きをしてから仕上げると安心です。

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一番気を付けたいのは、赤ちゃんの名前の漢字や生年月日を間違えないこと。見た目にこだわる前に、ここだけはしっかり確認しておきましょう。

誰に頼むか迷ったときは、この3つで決める

書く人を決めるとき、私なら次の3つを基準に考えます。

  • 思い出を残したい:両親や祖父母など、身近な人に書いてもらう
  • 文字の仕上がりを重視したい:書道が得意な人や代筆サービスを検討する
  • 準備の負担を減らしたい:印刷できるテンプレートや市販の命名用紙を利用する

正解が一つしかないわけではありません。名前の文字そのものを大事にしたいのか、家族が書いたという思い出を残したいのか。どちらを優先するかで、選び方は変わってきます。

とくに産後は、赤ちゃんのお世話だけで毎日があっという間。命名書のために家族が疲れ切ってしまうのは、ちょっと本末転倒ですよね。

よくある疑問

親が字に自信がなくても、自分で書いていい?

もちろんです。命名書は書道の腕前を競うものではありません。筆ペンや市販の命名紙を使い、無理のない形で丁寧に書けばよいと思います。

名付け親と、実際に命名書を書く人が違ってもいい?

問題ありません。両親が名前を決め、別の家族や書道の得意な人に文字を書いてもらうこともできます。家族内の習慣があれば、事前に相談しておくとスムーズです。

命名書は必ずお七夜までに作らないといけない?

お七夜は伝統的なお祝いの目安ですが、命名書をその日に用意することが法律で決められているわけではありません。赤ちゃんや産後の家族の体調を優先し、落ち着いてから準備しても大丈夫です。

書いた命名書は、いつまで飾っておく?

こちらは別の記事で詳しく整理しています。「命名書はいつまで飾る?お七夜から片付ける時期・保管方法まで解説」もあわせてどうぞ。

まとめ|命名書は、誰が書くかより「どう残したいか」

命名書を書く人に決まった正解はありません。両親が書いても、祖父母にお願いしても、プロに代筆してもらっても、それぞれに良さがあります。

略式で気軽に残すか、奉書紙を使って伝統的に書くかも、家庭に合わせて選べます。 大事なのは、名前に込めた思いを形にすること。

生まれたばかりの赤ちゃんにとって、これが最初の「自分の名前」の記録になるかもしれません。書き終わったら、ぜひ一緒に写真も撮っておきたいですね。

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