※この記事には広告(PR)が含まれます。写真は2021年撮影、施設・料金などの案内は2026年10月に公式情報を確認しました。
大分県竹田市の城下町を歩いてみたら、古い商店に石畳の路地、気になるカフェ風の店先まで。歴史のある町だけど、かしこまって観光するというより寄り道が楽しい町でした。
なかでも面白かったのが、建物の間にぽっかり現れる「廉太郎トンネル」。その近くには作曲家・瀧廉太郎が少年時代を過ごした旧宅を利用した記念館もあります。
2021年に撮影した写真を見返しながら、竹田の町並みと、歩いて見つけたちょっと不思議な風景を紹介します。
竹田城下町は、歩くだけで楽しいレトロな町
竹田は、江戸時代には岡藩の城下町として栄えた場所。今も通りには瓦屋根や木の格子、白壁の建物が残り、普段の暮らしと歴史が同じ風景の中にあります。

観光地らしい派手な看板ばかりではなく、昔から続いていそうな商店が普通に並んでいる。こんな町なら、目的地へ急ぐのがもったいなく感じます。

表通りから少し脇に入ると、今度は石畳の細い路地。奥にはまた別の建物が見えて、「ちょっとここも歩いてみようかな」と寄り道が増えていきます。
旧竹屋書店|古い書店の建物が国の登録文化財だった
町歩きの途中で目を引いたのは、どっしりとした二階建ての建物。「旧竹屋書店」です。外壁や瓦屋根から、長い年月を経てきたことが伝わってきます。

文化庁の国指定文化財等データベースによると、店舗兼主屋は1899年(明治32年)の建物で、国の登録有形文化財。角地に建つ商家建築として、昔ながらの景観を残しています。
こういう建物って、詳しい歴史を知らずに見てもかっこいい。でも、あとから100年以上前に建てられたと知ると、もう一度じっくり眺めたくなります。
「どうやって登る?」高い石垣の上に建つ家
もう一つ、思わず立ち止まった景色があります。それが、高い石垣の上に建つ木造の家。

下から見上げると、建物がずいぶん高いところにあって、「あれ、玄関はどこ? どうやって上がるんだろう?」と、ちょっと気になる(笑)。
城下町は道や土地の高低差まで面白いですね。もちろん住宅なので、敷地内には入らず、通りから眺めるだけにしました。
おしゃれな店先や、竹を組んだ休憩スペースも
古い建物ばかりかと思ったら、散策中にはおしゃれな雰囲気のお店も。木の壁に手描きの黒板メニューが似合っていて、思わず写真を撮りました。

レトロな通りの中に、こんなカフェ風の店先があるのもいいですね。今回は飲食の記録はないので、お店の名前や今の営業状況は紹介しませんが、町歩きの途中でお茶をするのも楽しそうです。
さらに、竹を組んだ屋根のような装飾があるテラスも発見。シンプルなのに存在感があって、城下町の雰囲気になじんでいました。

竹細工というと小物のイメージでしたが、こうして空間全体に竹が使われると、なんだか現代的。昔のものと新しいデザインが並んでいるところも竹田の面白さだと思いました。
廉太郎トンネル|町なかの小さな抜け道に音楽の仕掛け
そして、この町でぜひ見ておきたいのが廉太郎トンネル。建物と建物の間に小さな入口があり、見つけた瞬間「ここ通っていいの?」と思うくらい、秘密の通路のような雰囲気です。

竹田市観光ツーリズム協会によると、トンネルは幅約2.5m・長さ約15m。通るとセンサーが反応し、瀧廉太郎の曲がオルゴールの音色で流れる仕組みです。春〜夏と秋〜冬で流れる曲も変わるそう。
私はどの曲が流れたか覚えていないので、ここは観光協会の案内に基づく紹介ですが、町の細い抜け道と音楽という組み合わせが、なんとも竹田らしいですね。
瀧廉太郎記念館|旧宅の門と縁側を見学
廉太郎トンネルの近くにあるのが、瀧廉太郎記念館。『荒城の月』『花』などで知られる作曲家・瀧廉太郎が、少年時代に暮らした旧宅を利用した施設です。

まず入口の門が立派! 現代的な博物館とはまったく違う佇まいで、門をくぐるところから昔の暮らしを想像してしまいます。
実は、瀧廉太郎は東京で生まれ、12歳のころ家族で竹田へ。父の瀧吉弘が当時の直入郡長だったことから、この屋敷に暮らしていたそうです。竹田市の人物紹介を読むと、竹田で過ごしたのは多感な少年期だったことが分かります。

展示されていた解説を見ると、有名な作曲家にも町で過ごした日常があったのだと感じます。歴史上の人物が、ちょっと身近になりますね。
木の縁側と庭が、なんともいい雰囲気
記念館の中で印象に残ったのは、木の縁側と落ち着いた庭。観光施設というより、昔の家を訪ねたような雰囲気です。

磨かれた木の床と、石畳や緑が続く庭。こういう場所を見ると、昔の暮らしって不便なことも多かったんだろうけれど、建物のつくりには今とは違う良さがあるなと思います。
庭の岩穴は、昔の「馬小屋」だったそう
敷地には、岩をくり抜いたような穴もありました。写真を見返しても、なかなか不思議な景色です。

大分県の公式観光サイトによると、この岩穴はかつて馬小屋として使われていたものなのだとか。えっ、ここが馬小屋? 建物だけでなく地形まで利用していたとは、昔の暮らしは奥が深いですね。
作曲家の物語を、まんがでも読んでみる
瀧廉太郎のことを知って、音楽家の人生をもう少し読んでみたくなったら、伝記まんがも選択肢の一つ。Gakkenの『伝記 世界の大作曲家―15人の偉人伝―』には、瀧廉太郎のほか、モーツァルトやショパンなども登場します。
今回の散策で私が使った本ではありませんが、ゆかりの場所を訪れたあとに読むと、曲や人物への興味が広がりそうです。紹介するのは、今回リンクを用意したCD付きの版です。
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瀧廉太郎記念館の入館料・開館時間・アクセス
記念館の利用案内は、2026年10月に竹田市公式ページで確認した内容です。訪問前には最新情報も確認してください。
- 所在地:大分県竹田市大字竹田2120-1
- 開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:12月29日〜1月3日
- 入館料:高校生以上300円、小・中学生200円(個人料金)
- 電話:0974-63-0559
- アクセス:JR豊後竹田駅から徒歩約10分
岡城跡などにも立ち寄るなら、複数施設を巡れる「城下町文化施設共通観覧利用券」もあります。竹田市の案内では高校生以上800円、小・中学生500円で、購入日から2日間有効です。利用条件は公式ページをご確認ください。
車で訪れる場合は、記念館の近くにある城下町交流プラザの有料駐車場も選択肢です。観光協会の2026年の案内では、最初の1時間無料、その後は1時間100円・24時間最大500円となっています。
竹田城下町をもっと楽しむなら、泊まりがけの旅も
城下町だけでも寄り道が多くなりがちですが、竹田方面には岡城跡や久住高原、長湯温泉など、ほかにも行ってみたい場所があります。あちこち巡るなら、1日で詰め込まず一泊するのもよさそう。
宿泊先を探すときは楽天トラベルも参考になります。今回は竹田市内の特定の宿に泊まった紹介ではなく、大分観光の宿探しとして案内します。
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まとめ|竹田の城下町は、目的地までの道も面白い
竹田城下町は、廉太郎トンネルや瀧廉太郎記念館のように有名な見どころもあるけれど、私にはその間にある何気ない景色も印象に残りました。
国登録文化財になった古い書店、高い石垣の上の家、おしゃれな店先、竹のテラス。気になるものを見つけるたびに足が止まって、なかなか前に進まない。こういう散策、好きです。
子どもと訪れるなら、年齢に合わせて歴史や音楽に触れるのも楽しそうですが、難しく考えず「この路地、面白いね」と歩くだけでも十分。城下町の中に、ちょっとした発見が待っています。
竹田方面に出かける際は、竹田市観光ツーリズム協会の公式サイトで町歩きの案内も見てみてください。
