※この記事では2021年に撮影した写真を使っています。現在の通行状況や施設情報は、2026年10月に公式情報を確認して追記しました。
田んぼの向こうに、突然、大きな滝が現れる。そんな不思議な風景を見られるのが、大分県豊後大野市の「原尻(はらじり)の滝」です。
2021年に訪れたときの写真を見返してみたら、幅広い滝だけでなく、今にも水しぶきが飛んできそうな滝つぼ、川を横切る道、長〜い吊り橋、昔ながらの水車に赤いポストまで。あらためて見ると、見どころが意外と多い!
今回は、そんな原尻の滝を実際に撮った写真で歩くように紹介します。
原尻の滝は、田園地帯に突然現れる「東洋のナイアガラ」
原尻の滝は、幅約120m、高さ約20m。「日本の滝百選」に選ばれていて、ゆるくカーブする滝の形から「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。
こういう大きな滝って、山道をずいぶん歩いた先にありそうなものですが、ここはちょっと違います。周囲には田んぼや集落が広がっていて、その中に大きな滝があるんです。

横に長い滝を一度に眺められるのは気持ちがいいですね。まずは全体を見て、そのあと近くまで行ってみる。見る場所を変えるだけで、迫力もずいぶん変わります。
滝つぼの近くでは、水しぶきが迫ってくるような大迫力
滝の下のほうから眺めると、今度は水の落ちる勢いに圧倒されます。遠くから見たときはきれいな白い帯のようだった水が、近くでは音まで伝わってきそうな勢い。

岩がごろごろした足元と、滝つぼに立ち上る水しぶき。まさに「これぞ滝!」という景色でした。写真でも迫力がありますが、現地ではもっとスケールを感じます。
ただし、水辺の岩場は滑りやすく、水量によって状況も変わります。近くまで行けるからといって無理をしないこと。立ち入り禁止の場所には入らず、安全なところから楽しみたいですね。
水しぶきが気になる場所では、スマホの防水対策も
滝つぼ近くは水しぶきも多い場所。写真を撮るなら、スマホを濡らさない工夫もしておきたいところです。例えば、首から下げられる防水ケースがあると水辺のおでかけでも使いやすそう。
以下はエレコムのスマホ用防水ケース「P-WPSN04WH」。私が今回の見学で使用したものではありません。スマホのサイズやケースの対応条件を確認して選んでください。もちろん、防水対策があっても危険な岩場や水際には近づかないことが第一です。
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滝に流れ込む川と、すぐそばを横切る道にもドキドキ
ちょっと意外だったのが、滝のすぐ上流側の景色。水が勢いよく流れるすぐ横に、川を横切るような低い通路があります。

のどかな田園の中の道なのに、その先では水が一気に滝へ。写真を見るだけでも「そこ、歩くのちょっとドキドキしそう……!」と感じる位置関係です。

水がどんどん滝の縁へ集まり、すとんと落ちていく様子もよく分かります。滝つぼ側の豪快さとは違って、こちらは「落ちる直前」の緊張感がある景色でした。
このあたりは増水や天候によって通行できる範囲が変わる場合があります。水が路面を覆っているときなどは決して無理に渡らず、現地の案内を優先してください。
年季の入った吊り橋「滝見橋」|見た目だけで緊張する!
そして、原尻の滝といえば吊り橋「滝見橋(たきみばし)」も外せません。木の板が向こう岸まで細く続く様子を正面から見ると、なかなかの存在感です。

年季の入った木の雰囲気と、真ん中に向かってゆるく下がる長い橋。遠くに見える人が小さく感じて、「いや、これ、思ったより長くない?」とちょっと身構えてしまいそう。

横から見ると、川の上に架かっている高さもよく分かります。豊後大野市の公式案内にも、橋は意外と揺れるので静かにゆっくり渡るよう書かれていました。そりゃあ緊張しますよね。
ちなみに、2021年の写真には吊り橋の先の遊歩道について通行止めの案内も残っていました。その後、2024年5月2日に豊後大野市が遊歩道の整備完了・通行再開を発表しています。現在の利用可否は、訪問時の現地案内を確認してください。
参考:豊後大野市|原尻の滝、遊歩道が完成しました(2024年5月)
滝の近くで見つけた水車と赤い丸型ポスト。絵本みたいな景色
滝の迫力とは一転して、少し懐かしい風景にも出会いました。茅葺き屋根の建物のそばに、どーんと大きな木製の水車。

昔の農村風景を再現したような雰囲気で、滝の見学ついでに立ち止まりたくなる場所です。大きな水車って、近くで見ると存在感がありますね。
そして、そのそばにある赤い丸型ポスト。

これ、まるで絵本の中から出てきたようなポストじゃないですか? 四角い郵便ポストを見慣れていると、丸くて真っ赤な形が妙にかわいく見えます。
滝だけ撮って帰るのはもったいない、と思わせてくれる寄り道ポイントでした。
道の駅「原尻の滝」は滝のすぐそば!お土産や食事も充実
原尻の滝のすぐ近くにあるのが、「道の駅 原尻の滝」。山奥の滝を見に行くようなイメージとは違って、滝の見学と道の駅への立ち寄りを組み合わせやすいのが魅力です。

写真は道の駅周辺に広がる田園風景。道の駅の建物を写したものではありませんが、こののどかな場所のすぐそばに、あの大きな滝があるとは……。何度見てもギャップがすごいですね。
お土産は「滝の館」、野菜などは「愛菜果」
公式案内によると、お土産売場の「滝の館」には、地元のかぼす製品や緒方米、手作りの加工品、乾燥しいたけ、お菓子などが並びます。農産物直売所の「愛菜果」では、地元の農産物を探すこともできます。
旅行先の道の駅って、知らない土地の食材に出会えるのが楽しいところ。滝の迫力を味わったあとに、地域のお土産をのぞいてみるのもよさそうです。
※商品の種類や在庫は時期によって変わります。今回は購入した商品を記録していないため、実食レビューではありません。
詳しくは道の駅 原尻の滝・公式お土産案内をご確認ください。
「レストラン白滝」や軽食コーナーも
道の駅には「レストラン白滝」などの飲食施設もあります。国土交通省の案内では、とり天定食やだんご汁定食などの料理、道の駅限定のかぼすソフトも紹介されています。
滝や吊り橋を見て回ったあとに食事や休憩を組み込めるのは、車でのおでかけにはありがたいですね。こちらも実際に食べた体験談ではなく、訪問前に役立つ施設情報として紹介しています。
道の駅 原尻の滝・公式グルメ案内から飲食店の内容を確認できます。
道の駅 原尻の滝の基本情報
・住所:大分県豊後大野市緒方町原尻936-1
・電話:0974-42-4140
・道の駅の営業時間目安:3〜11月 9:00〜17:30/12〜2月 9:00〜16:30
・お土産売場「滝の館」:3〜11月 9:00〜17:20/12〜2月 9:00〜16:30(施設個別の公式掲載)
・レストラン白滝:平日 10:00〜16:30、土日祝 11:00〜16:30(ラストオーダー16:00)
・年末年始:12月31日〜1月1日は休館案内あり
・駐車場・トイレあり
※店舗によって営業時間が違います。最新の営業状況は道の駅 原尻の滝・公式サイトで確認してください。
滝つぼ側や吊り橋を先に見学して、最後に道の駅でひと休み。そんな回り方なら、滝の景色もお土産も楽しめそうです。
少し足を延ばすなら、周辺に泊まる旅も
原尻の滝と道の駅を巡ったあと、竹田方面や長湯温泉まで足を延ばすのも楽しそうです。遠方から訪れるなら、周辺の宿を探して一泊するのも選択肢。楽天トラベルでは、大分県内の宿泊先を検索できます。
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原尻の滝ができた理由は、約9万年前の阿蘇の大噴火
この滝、実は地形の成り立ちも面白いんです。おおいた豊後大野ジオパークの公式解説によると、約9万年前の阿蘇火山の巨大噴火で流れた火砕流が冷えて固まり、その岩が崩落して滝ができたそうです。
あの大きな阿蘇山の噴火が、遠く離れたこんな田園地帯の滝にもつながっているとは。地理や理科が好きなら、ちょっと調べたくなる話ですよね。
子どもと訪れるなら、見どころが多いぶん足元には注意
大きな滝を見るだけでも十分楽しいですが、吊り橋や水車、昔ながらのポストなど、子どもが気になるものも見つかりそうです。少し大きくなった子なら、川の流れや滝の成り立ちを一緒に考えるのも面白いと思います。
ただし、川に近い道や岩場、吊り橋では安全が第一。2021年の写真だけで「今もどこでも歩ける」と判断せず、天候・水量・通行表示を確認して楽しんでください。
まとめ|原尻の滝は、歩くほど面白い寄り道スポット
原尻の滝は、遠くから眺めるだけでなく、近くまで行くと水しぶきの迫力があり、上流側にはちょっと緊張する道、さらに吊り橋や水車、かわいい赤いポストまであります。
見どころが一つではないから、写真を見返しても飽きません。田園地帯に突然現れる巨大な滝を楽しみながら、周辺もちょっと散策してみる。そんなおでかけにぴったりの場所でした。
※写真は2021年撮影。道の状態や施設情報は変わるため、訪問前に公式サイト・現地の案内を確認してください。
